岡山大学 理学部

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日本学術振興会「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」に採択

2015年10月22日

 独立行政法人日本学術振興会の「平成27年度頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワークプログラム」に10月2日、本学が採択されました。
 本プログラムは、海外のトップクラスの研究機関と世界水準の国際共同研究を行うことを通じて、相手側への若手研究者の長期派遣と相手側からの研究者招へいの双方向の人的交流を展開する取り組みを支援することを目的としています。平成27年度は、91件の応募の中から、12件が採択されました。
 今回、大学院自然科学研究科(理学系)の横谷尚睦教授が研究代表を務める「世界最高性能の超伝導材料の実現を目指す国際研究ネットワーク形成」が採択されました。本国際研究ネットワーク形成では、ローマ大学物理学科やジュネーブ大学量子物質物理学科、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)/ナノ科学、低温研究所(INAC)、エコール・サントアル・パリなどの世界最高水準の研究力を有する機関と密に連携。2.5年の事業期間で新規や高品質超伝導材料の先端光電子分光、エレクトロニクスによる超伝導物性制御などの研究開発を若手研究者の交流を通じて実施する予定です。横谷教授は「岡山大学では、概算要求特別経費「異分野融合型研究展開による先端環境エネルギーデバイス・材料開発」により組織された「エネルギー環境新素材拠点」において、超伝導を一つの柱に物質開発及び物性研究を行ってきた。本事業では、世界最高性能の超伝導材料の実現を目指し、本学で開発される新規な超伝導体の物性研究のため、国外研究グループとの共同研究により国際的な研究ネットワーク形成を推進したい」と抱負を語りました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)のひとつであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。また特に物理学分野の基礎研究には秀逸な人材と研究シーズが集積されています。今回の事業採択においても、大いに人材と研究シーズを利活用しつつ、新たな学術の継承や社会を革新する発見や材料開発などに役立てていきます。

岡山大学エネルギー環境新素材拠点:http://www.science.okayama-u.ac.jp/RCNFM/

【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科(理)教授 横谷尚睦
TEL:086-251-7897

(15.10.22)


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