国際シンポジウム「光合成システムの構造とダイナミクス」開催
2012年10月24日
開学以来60年以上にわたり、世界トップクラスの成果を挙げてきた光合成研究を一層推進していくため、本学は10月22、23日、国際シンポジウム「光合成システムの構造とダイナミクス」を創立五十周年記念館で開催しました。
第一線で活躍する国内外の研究者20人が学術講演を行い、光合成システムの構造や水分解のメカニズムなどをテーマに最新の研究成果などを発表。若手研究者によるポスター発表も行われました。参加した研究者や学生は熱心に発表を聞き、活発に質問をぶつけていました。
シンポジウムに先立ち、10月21日には公開講演会「太陽光エネルギーと光合成」も開催。光合成研究の世界的な権威の一人であるナザン・ネルソン教授(イスラエル・テルアビブ大学)と、研究成果が米科学誌「Science」が選ぶ「2011年の科学十大成果(Breakthrough of the Year 2011)」の一つに選ばれた沈建仁教授(本学大学院自然科学研究科)が、光合成の仕組みや人工利用などについて、一般の人にも分かりやすく話しました。
光合成に関する国際シンポジウム・公開講演会は今回が初の開催。今後本学は、光合成研究の世界的な研究拠点となることを目指していきます。
<写真>国内外の研究者が最新の成果を発表したシンポジウム
<写真>講演会で質問に答えるネルソン教授(中央)と沈教授(右)
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(12.10.24)