ILC大学連携タスクフォースセミナー
(5/15: 東京大学 山下 了 先生、 高エネルギー加速器研究機構 大森 恒彦 先生、東北大学 石川 明正 先生)
2012年05月09日
演題:「宇宙創生の謎にせまる 国際リニアコライダー計画 」
講師 山下 了先生、大森 恒彦先生、石川 明正先生
日時 平成24年5月15日 14:30~
場所 コラボレーション棟3F コラボレーション室
概要
宇宙開闢から1兆分の1秒後に迫る国際リニアコライダー(ILC)は、2012年の技術設計書,測定器詳細設計の完成をめざし,国際協力体制で開発研究が進められている。本セミナーではLHCの結果がでつつある状況を踏まえ,ILCの目指す物理やそれを取り巻く国内外の状況を紹介する。
ILCの物理と計画概要 山下 了(東京大学素粒子国際研究センター)
電子陽電子衝突によるクリーンな環境を生かして,どのように宇宙創生の謎にせまるのか?素粒子物理学の現状やLHCの最新結果を踏まえ, ILCの目指す物理を解説する。また,ILC計画の全体像とその実現に向けた国内外の状況について解説する。
ILC加速器 大森 恒彦 (KEK素核研)
全長40kmにも及ぶILC加速器の概要を解説するとともに,建設に向けた最先端技術開発の状況,研究開発体制を解説する。
ILC測定器 石川 明正 (東北大学理学部)
ILCの物理を実現するためには,これまでの測定器をはるかに超える分解能が要求される。こなぜこのような分解能が要求されるのか,それをどのように実現しようとしているのか。測定器開発の状況や実機建設に向けた体制について解説する。