岡山大学理学部は,1949年に岡山大学の創設とほぼ同時に設置されて以来,様々な自然現象における普遍的な法則や原理を解明するための研究を進めており,その研究活動を基盤にして,最先端の科学を理解し問題発見・解決能力に優れた人材の育成を目指した教育を行なっています。
現在の理学部は数学科,物理学科,化学科,生物学科,地球科学科の5学科を擁し,附属施設として臨海実験所(瀬戸内市牛窓)と界面科学研究施設も設置されています。理学部の教員組織は,学術研究院環境生命自然科学学域理学系と異分野基礎科学研究所に所属する教員が担当しており,理学の各分野における「高度な知の創成と的確な知の継承」のための活動に,理学部生・大学院生らとともに日々取り組んでおります。これら教育研究活動の様子については理学部ホームページで情報発信しておりますので時折ご覧いただければと思っております。
理学部では毎年約140名の入学生と約30名の第三年次編入生を迎え,在学生と合わせ約600名の学生が理学部で学んでおります。大学院(博士前期課程と博士後期課程)は環境生命自然科学研究科における各学科に対応したコースへ接続しています。理学部創設以来,多数の理学部卒業生・大学院修了生を社会に送り出してまいりましたが,卒業生・修了生の皆さんが,社会のそれぞれの舞台で活躍されていることは,我々理学部の教育研究活動の取組にとっても,たいへん励みとなっております。
岡山大学理学部同窓会は,理学部全体での同窓会活動として2012年3月に設立され,皆様方のご協力のもと,その活動を発展させてまいりました。理学部卒業生の皆様が本同窓会のもとで交流や情報交換により一層の親睦が深められ,皆様と同窓会が益々発展されることをお祈りいたします。また,今後とも理学部に対して温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。