研究内容

 物質と物質の境界領域を界面(表面)と呼びます。界面(表面)における原子や分子の結合状態は物質内部とは異なっており、そのため固体全体の示す性質とは異なる界面特有の性質を示すことが知られています。界面科学は、このような界面・表面で起こる現象を取り扱う学際的な研究分野です。

 界面(表面)に起因した性質(機能)は既に私たちの生活の至る所に利用されていますが、新たな機能の探索や開発に関する研究が現在も活発に行われています。界面科学研究施設では、薄膜物性学部門(物理系)と粉体物性学部門(化学系)の教員が、省資源、環境・エネルギーへの貢献を目指し、役に立つ薄膜物質の開発、界面評価並びに制御手法の確立、機能性微粒子の創成と評価等の研究を行っています。