担当者 | 味野 道信 准教授(物理学科) |
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日時・期間 | 平成26年1月22日(木)16:45 〜 17:45 |
場所 | 理学部本館22講義室 |
自然界に存在する自己相似図形を特徴付けるフラクタル次元に関して学び,科学の様々な分野に関連する概念として理解を深めることを目的とする。
自然界には,海岸線の長さや雲の輪郭など,自己相似的な構造を持ち特徴的な長さを定義できない形が数多く存在する。これらの形を定量化する指標としてフラクタル次元が知られている。最初に,マンデルブロ集合やカリフラワー等の写真から,自己相似図形に関する特徴を説明した。この後,コッホ曲線やシェルピンスキー・ガスケットのフラクタル次元の求め方を解説し,演習問題としてメンガーのスポンジの次元を求めた。フラクタルパターンの形成プロセスに関して,金属樹やバクテリアコロニーパターンを紹介し,拡散律速凝集について説明した。