担当者 | 大久保 貴広 准教授(化学科) |
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開催日時・期間 | 平成25年3月5日(水) 13:30〜15:00 |
開催場所 | 理学部本館11講義室 |
半導体の基本を電子構造やバンド構造との関連で理解すると共に、我が国オリジナルの技術である酸化チタンの光触媒能を実際の触媒反応を観察することで理解する。
酸化チタンによる光触媒反応は広く知られており、我々の身近なところでも多く使われているが、「Honda-Fujishima効果」という名のとおり、我が国の研究者により発見された成果の一つであることは必ずしも知られていないことも多い。本実習ではまず、光触媒反応の基本を半導体の電子構造やバンド構造と関連させながら解説した。基本を理解した後に、寒天ゲルに酸化チタンと有機系色素を分散させた試料を用いて、紫外線照射下で酸化チタンの酸化能により色素が分解される様子を観察してもらった。最後に、学生が持参した市販の日焼け止めを寒天の試料に塗布して、紫外線の照射によりどの程度脱色を防ぐことができるのかを見てもらい、実際に使っている日焼け止め剤の効果について考えてもらった。