研究テーマ:「水素・メタンハイドレートの生成、融解機構と熱力学的安定性」
本プロジェクトにおいては,メタンハイドレートの効率的な採取方法など、有効利用の実現のための多様な分子種との置換も含めた熱力学的安定性の研究を主として、その制御可能性に関する科学的知見を確立することを目指している。同様の手法で水素ハイドレートに関して、高圧での効率的な生成解離過程や安定性を明らかにすることにより、水素の安全で安価な貯蔵法としてのハイドレート利用の可能性についての研究も行っている。
研究スタッフ
教 授 : | 田中秀樹 |
准教授 : | 松本正和 |
特任助教 : | Hakim Lukman |
非常勤研究員 : | 瀧井義雄 |
技術補佐員 : | 月足和歌子 |
代表的研究成果 (2009-2010)
- Augmented stability of hydrogen clathrate hydrates by weakly polar molecules. T. Nakayama, K. Koga, and H. Tanaka, J. Chem. Phys., 131, 214506, 10 pages,(2009).
- Phase Behavior of Different Forms of Ice Filled with Hydrogen Molecules. L. Hakim, K. Koga, and H. Tanaka, Phys. Rev. Lett., 104,115701, 4 pages, (2010).
- On the thermodynamic stability of hydrogen hydrates of ice Ic and ice II structures. Lukman Hakim, Kenichiro Koga, Hideki Tanaka, Phys. Rev. B, 82, 144105, 11 pages (2010)
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