TOP > 実施報告 > 科学コミュニケーション 第3回
実施報告

科学コミュニケーション [ 第3回 ]

担当者 松本 正和 准教授(化学科)
日時・期間 平成26年11月19日(水)16:15 〜 17:45
場所 理学部教職員リフレッシュルーム

目的

科学コミュニケーションの難しさを考える。

報告事項

通常のコミュニケーションと科学コミュニケーションの大きな違いとして,情報伝達がほぼ一方的であること,知識の基盤が違うために,誤解を招かないで正しい情報を伝えるのがむずかしいことを,事例を挙げながら解説した。最近の事例として,研究不正,血液型性格判断などを挙げ,科学者から一般の人に向けた情報伝達がいかに難しいかを,議論した。理系大学生である受講生諸氏は,研究不正を批判する側ではなく,すでに批判される側にいるのだということを説明した。科学者同士のコミュニケーションの場合には,専門用語を正しく使うことが大切であることを説明した。また,具体的な事例として,松本が同業専門家相手,異分野科学者相手,一般人相手で講演する時に,どのようなイントロを話すかをそれぞれ実演した。

 

このページの先頭へ