担当者 | 小汐 由介 准教授(物理学科) |
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日時・期間 | 平成26年9月22日(月) - 9月23日(火) |
場所 | コラボレーション棟605号室 |
素粒子実験で用いられる粒子検出器の一種であるワイヤーチェンバー検出器を自作することで,検出器の動作原理を理解すると同時に,素粒子実験で必要とされる検出器製作のスキルを習得する。
はじめに素粒子物理学の基礎について講習を行った。続いて,各実習生が検出器を製作した。太さ50ミクロンのタングステンワイヤをアルミパイプに取り付け,半田を用いて信号線と接続するなど実際に研究者が日常的に行っている工作を体験した。粒子を計測するためにはメタンが含まれるアルゴンガスを導入し2000ボルト近くの高電圧をかける必要があるが,調整器や流量計などガスの取り扱いや高電圧印加も実際に行ない,データの取得を行った。